電話回線には、ISDN回線、アナログ回線、光回線、IP電話回線などの様々な種類があります。しかし、オフィスでは回線数も使用量も多いうえ、その他のIT環境との兼ね合いもあるため、どのサービスや仕組みを選ぶかによって、コスト面や業務効率面における差が出てしまうものです。そこで、企業の担当者様が、どんな回線を利用・検討しているのかをご紹介致します。
今回アンケートを取った担当者様の会社の規模は、10人以下から1000人以上まで、実に様々ですが、全体の回答では「光回線」が59%を占める結果になりました。次いで多かったのは「ISDN回線」の21%。「ADSL回線」と「アナログ回線」はそれぞれ10%でした。会社の規模感に関係なく、光回線を導入している企業は増えているようです。
光回線を導入していない担当者様のうち、なんと、全体の60%以上が光回線の導入を検討しています。そして、「検討して近い将来に導入を予定」と回答した人は34.1%にものぼりました。一方、「検討したが導入には至らなかった」と回答した人も29.3%、そして、「そもそも検討していない」との回答は36.6%となっています。それぞれの理由が気になるところです。
ここでは、それぞれの担当者様が光回線を導入した理由、または導入していない理由をご紹介致します。
「取引先とのデータ転送をする時間の短縮」(41歳/山梨県)
「コストダウンと、発信番号表示のため」(47歳/東京都)
「より効率良く作業するため」(31歳/京都府)
「速度の速さと安定」(29歳/東京都)
「ネット環境も含め、有利だと考えた」(50歳/愛知県)
「支店間の無料通話導入のため」(49歳/神奈川県)
「現状で問題がないから」(59歳/兵庫県)
「メリットがよくわからない」(57歳/東京都)
「経費かかりそう」(56歳/富山県)
「地域的に光の対応がない」(53歳/佐賀県)
「音質に問題がありそうだから」(56歳/大阪府)
「面倒だから」(34歳/千葉県)
導入した理由には、業務効率のUP、ネット環境も含めた安定性やスピード感、コストダウンなどが多く見られました。一方、導入しない理由においては、コストの違いやメリットがわからないことや、導入そのものを面倒だと感じているケースが多いようです。また、地域が光に対応していないという物理的な理由や、音質に不安を感じているなどの理由も見られました。
回答コメントを比較すると、導入した担当者様は、「ビジネスフォン(ビジネスホン)の仕組みやメリットなどをしっかり理解している」という結論に至りました。まずはビジネスフォン(ビジネスホン)の仕組みや必要なコストについて知ったうえで、検討をしてみてはいかがでしょう?