ビジネスフォン(ビジネスホン)の主要機能として、「内線」が挙げられます。これは外部からの着信ではなく、同一社内において固定電話を通じ、内線番号のみで通話を行える機能です。内線を利用すれば、少し離れた席に座っている社員とも、移動することなく会話することができます。
では実際、内線はどの程度必要とされているのでしょうか。その利用用途と共に、アンケートで意見を集めました。ご自身の電話利用シーンをイメージしながら見てみると、自分にとっての内線の必要性が見えてくるかもしれません。
8割の人が、内線を「必要」と答えています。代表番号では、誰宛の電話を自分が取るか分かりません。そのため、担当者に電話を取り次ぐことも多く、その伝達などに内線は多く利用されているようです。
他にもオフィス面積の広い会社では、わざわざ他社員の席へ行くのにも時間が掛かります。簡単な用件であれば、内線で伝えられるため便利といえるでしょう。その背景として、「不要」と答えた人の意見には基本的に広くないという意見が見られます。
内線機能は、主に外部からの電話を転送する際に使われているようです。アンケートでも、55名が「外部からの電話を転送」と答えています。社外からの取次を行う機会が多く、転送時に保留番号を伝えるなど、内線が活用されているのでしょう。また、「社内用件」という回答も33名と多く見られました。
簡単な用件を電話口で伝えるだけでなく、他社員を呼び出す際などにも内線が使われていることが分かります。一部で内線を使わないという意見もありますが、内線機能は会社の固定電話にとって活用頻度の高いものと言えそうです。
会社の固定電話において、内線機能の必要性は高いことがわかりました。その用途は、主に「外部からの電話転送」と「社内用件」です。特に営業職などの外勤社員が多い会社、あるいはある程度規模が大きく、社員同士の距離が遠い会社では、ニーズが高いのではないでしょうか。
複数の部署にまたがって進行されるプロジェクト等においても、メンバー間のやり取りに内線での連絡は便利といえそうです。ただし携帯電話が広く普及した現在、今後そのニーズは変化していく可能性が考えられるでしょう。