固定電話の設置では、「何台置くのか」も検討事項として挙げられるでしょう。購入にしろリースにしろ、台数分だけ費用が掛かります。しかし少な過ぎれば、業務効率などに影響を与えてしまうかもしれません。その検討のためには、固定電話の利用頻度も1つの目安となるでしょう。
もちろん社内体制や業務によって、必要な台数や利用頻度は異なります。しかし今回調査したアンケート結果は広く100名の方々から回答を集めているため、有効な参考情報になるはずです。
40名が回答した「5人に1台」が最多となり、次いで「1人に1台」が35名、「4人に1台」が25名という結果になっています。この背景には、携帯電話が広く普及し、またメールなど通話外の連絡手段も整備されてきたことが挙げられるでしょう。
個別の連絡は、携帯電話やメール等で行うことができます。固定電話は代表番号で利用されることが多く、あまり多く設置する必要性は無いという判断が見られます。また、やはり職種や業種などによっても、設置の割合は異なってくるようです。
会社における固定電話の利用頻度は「1日5回以上」という回答が最も多く、40名が答えています。さらに「1日1回以上」は29名と、毎日利用しているという回答者が約7割を占めました。これに対し少数派ながら、「週に1回以下」に18名、「週に1回以上」に13名の回答者がいます。
利用頻度の低い方には、携帯電話を主に利用しているといったケースが多く見られます。内勤か外勤かなど、業務内容によっても頻度が大きく異なるようです。
自社の想定、あるいは現状と比較していかがでしょうか。電話利用の多い営業主体の会社などであれば、「5人に1台」という意見に驚かれたかもしれません。最近は携帯電話が広く使われるようになり、連絡手段にはメールを利用するケースも増えています。
こうした背景から、以前に比べて固定電話の必要性も低下している可能性が考えられます。しかし1日当たりの固定電話の利用頻度は、決して低くないことも分かります。会社によって用途を明確にし、利用頻度を考えて設置することが重要です。